モチベーション維持法

過去に自分がなにを経験してきたか

モチベーション維持法

普通の企業に勤めて、普通に生きている分には資格というのはそれほど必要ないものなのかもしれません。
出世を望まず、一生平社員で生きるというのも気楽でいいものですね。

ただ、人生というのはそうそう何事もなくいくものではない。
就職失敗・転職失敗・パワハラ・鬱病・・・様々な困難があなたを襲ってきたはずです。

私も例に漏れず過去に痛い目を見てきました。

工業高校を卒業した後、入った会社で同期5人に執拗に虐められ会社を辞めましたが、簡単に再就職できる訳もなく一人途方に暮れていました。
転職雑誌を見て応募した説明会の面接で、私だけ全く相手にされなかったのは痛い思い出です。
当時20歳の私は資格は普通自動車免許くらいしか無かったのですが、説明会の面接の際、周りの人たちは様々な資格や経験を持っていて、私には入り込む余地すらなかった。
面接官の人は、あえて私の面接の順番を飛ばしていました。

私は荷物を持って、一人面接会場を後にしました。
この痛い経験から、私は資格の重要性を痛感して、資格取得に挑み始めます。

その後危険物乙四の資格を取得して、ハローワーク経由で入社した30人程度の町工場で、仕事の合間をみながら各種の資格・特別講習を受けていきます。
設備保全の仕事で入った会社でしたが、2年目で大規模な設備導入の話が持ち上がり、生産技術職となりました。
今日は岡山、明日は名古屋と全国の設備メーカー・重工業を設備導入前の立ち会いで飛び回り、設備を導入したあとは毎日深夜まで設備の動作テストです。
そんな生活が3年も続き、設備もうまく導入できなかったせいで、私は責任を取らされ現場へと飛ばされます。

飛ばされた先では毎日100kgほどもある鉄の塊をバールを使いながら動かし、10kgほどの鉄塊を手でもって500個ほど箱詰めする、奴隷のような扱いを受けます。
すぐ隣では1200度もの鉄を溶かす加熱炉が動き、夏場は45度を超えるほどの劣悪な環境に置かれました。
フォークリフトで走り回り、すさまじい粉塵の中をマスクもせずに仕事をする。
当然、現場に飛ばされた人間ですから工場内の従業員にはその話が噂となり、私を訪ねてくる人もいません。
かつて愛想良く挨拶してくれていた業者の人も、私をみたらそそくさと走り去っていきました。
高校時代からの友人がこの会社に転職してきたのですが、私が現場に飛ばされて落ちぶれた後、敵となり私を追い出しにかかったことです。

こんな惨めな環境に置かれながら、私は設備の裏で電験三種の参考書を読み続けます。
そんな状態を続け、運良く電験三種に合格することができました。

この資格を使い、今は大きな工場の特高変電所で気楽に仕事をしています。

ただ、会社を辞めた後は毎日のように辞めた会社の夢を見ました。
PTSDとでも言うんでしょうか。
毎日眠るのが怖く、眠れば夜中2時頃に汗まみれで起きて、心臓の動悸を押さえるのに必死でした・・・。

今は大企業に入社できたわけですから、もう首を切られる事もないでしょう。
給料も500万近くもらえているので、個人的にもう満足な感じです。
ですが、過去に経験した苦難はトラウマとなり、私は努力をやめることができなくなりました。

「走り続けなければ、いつかまたあの地獄に落ちることになる」

この恐怖心が、私の資格取得への原動力となっています。

本来、こんな悲しい事が原動力になるのはいけないのかもしれない。
「誰にでも誇れる技術者となるんだ」という情熱こそが原動力になるのが一番いいと思います。
ですが、「またあのような苦しい思いをしたくない」という恐怖心は、勉強を続けるのに効果が高いことは覚えておいても良いでしょう。

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